イベント
ワークショップ「オープンソースソフトウェアの新しい潮流における Academic OSPO のあり方」
その他
オープンソース技術部会では,ワークショップ「オープンソースソフトウェアの新しい潮流における Academic OSPO のあり方」を共催します。
- 日時: 2025年7月25日金曜日午前10時〜17時 (終了後,軽食での名刺交換会を実施 参加費必要)
- 場所: 国立情報学研究所 19階 1902-03
- 参加: オンサイト 40名(最大),リモート (NII WebEx)
- 共催: 国立情報学研究所オープンサイエンス基盤センター(依頼中),大学ICT推進協議会オープンソース部会,科学研究費補助金基盤研究A「多様な学術研究活動を育むアカデミックデータ・イノベーション成熟度モデルの開発」
- 申込: https://forms.gle/jBcXZK3AjvDqJEcy8
- 問い合わせ先: academic-ospo-workshop@kudzu-project.org
開催趣旨
オープンソースソフトウェアは、大学における教育、研究、社会連携において重要な役割を果たしており、特に研究インテグリティ(研究の健全性・信頼性)と研究の再現性の確保には不可欠である。我が国においては,研究データマネジメントに関する研究者支援は,研究データの10年保存をきっかけに研究公正の観点から様々な取組が進展しているが,オープンサイエンスの観点からはまだ緒に就いた段階である.一方で,十分な研究者支援ができておらず,対応が必要である.米国では,研究データと共に公開することで透明性のあるデータマネジメントが可能となるデータ処理のためのソフトウェアプログラムの公開を支援するために,Slone Foundation がアカデミック OSPO (Open Source Program Office) の設置支援のための研究助成を行っている.これにより,すでにスタンフォード大学やカーネギーメロン大学等においてアカデミック OSPO の設置が進んでいる.OSPO は,2004年に Google が始めたと言われており,最近では,日本企業での取り組みも始まっており,知財・セキュリティの観点だけでなく,ロングタームサポートに向けたコミュニティ貢献や自社製品をベースにしたエコシステム形成が行われるようになってきている.
本ワークショップでは,オープンサイエンスおよび産学官連携をコンテキストとして国内外の動向を踏まえた議論を基調講演・パネルディスカッションを通じて深める.オープンソースソフトウェアが学術研究,製品,社会インフラ等,様々な場面で重要性を増す中で,オープンソースソフトウェアの潮流が今後どのように変容するのかを議論し,我が国のアカデミック OSPO のあり方を模索する.
プログラム
10:00 | 挨拶 | 梶田将司(名古屋大学情報基盤センター/京都大学名誉教授) |
10:05 | 基調講演 1 Open Source Software for Academic Research Impact (tentative) | Neil Chou Hong (Software Sustainability Institute, University of Edinburgh) |
11:05 | パネル討論1 我が国の大学における OSPO の可能性 | モデレータ: パネリスト: |
12:35 | ランチ休憩 | |
14:00 | 基調講演2 産業界における OSPO 設置拡大の潮流 | 遠藤雅人氏 (トヨタ自動車株式会社 オープンソースプログラムグループ グループ長) |
世界に広がるオープンソースネットワークの拡大に向けて | 田中大輔氏 (社団法人 The Autoware Foundation 理事) | |
15:00 | パネル討論2 日本のオープンソース推進の現状と課題 〜産学官連携の可能性〜 | モデレータ: パネリスト: |
17:00 | 名刺交換会を兼ねた軽食会 | |
18:00 | 終了 |